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英、プロイセン・プレーヤーのコメント [クラッシュ・オブ・モナーク]

引き続き各パートを担った方のコメントです。

まず英・ハノーバー担当から。
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7年戦争の2年間分を出来て、今回初めて冬と春を経験出来たのでなんとなく
ゲーム全体の感じが分かったのが良かったと思いました。細かい点ではフリート駒を出す
だけのメリットがなかなか英仏にないように毎度思うので、フリートを持っていることの
メリットを何かもう少し付加したほうが英仏のゲームの面白みとしていいように思います
。船は植民地戦コラムとかのメリットになるのでしょうかね? 
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これに対して別のプレーからは、
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フランスにはないと思います。イギリスは、ロシアの海軍対策でしょうね。
イギリスはカードの余裕があるように思いましたので、攻城戦中でアクションの必要がないときにでも出し
ておけばいいのではないでしょうか。イギリス海軍が出ている状況では、ロシア海軍を出撃させる気が起きないと思いますし。
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とのコメントがありました。

続いて主役のプロイセン・プレーヤーからは、
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倍以上の戦力を相手に戦うので、プロイセンにとって消耗戦は
致命的だろう、ということで最初はオーストリア、ロシアの
プレイに対応しながら、消耗戦を避けるようゲームプランを
組み立てていきました。
# 準備はしてなかったのでプランというよりは思いつきですが。

1) シレジア方面
59-60の2年ゲームということで、60年に奪回するため の拠点を
失わない程度に、多少の失地は許容して要塞防御に徹する。

2) ザクセン方面
徹底抗戦。ドレスデンを攻撃されたら、ハインリヒは一旦撤退し、
自ターンにフリードリヒで反撃。そのための導線に注意。
フリードリヒはドレスデンから7MP以内に必ず留まる。

3) ボヘミア方面
もしオーストリア軍に隙があればプラハ奪取に行くが、
基本は内線で防御に徹する。

4) 対ロシア
可能な限り決戦は避け、FD、補給線の破壊で動きを止める。
Northern KK BoxにLtユニットを集める。
# 集中攻撃で一度ロシア軍を攻撃してますが、それも補給切れに
# してロシアの動きを止めるのが目的でした。

実際は、想定とはかなり違う展開ではありましたが、ほぼ目的を
果たして59年は切り抜けました。
Coalition側のイベントカード攻勢に苦しめられ、VP的には
かなりやばいところまでいきましたが、春の徴兵が上手く
いったのが大きかったです。

60年は戦力的にかなり優位に立てたのとロシアの補給が切れたので、
予定通りシレジアを奪回してVPを回復しました。
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とのことでした。
これでこのゲームの感じはだいたいおわかりいただけるのではないかと思います。
私の総括的な感想としては、このゲームは一連のカード・ドリブンの中では最もウォーゲームしていると思っていましたが、国によっては結局は思ったより「カード・ドリブン」ならぬ「カード・イベント・ドリブン」になるなあというもの。
上のプロイセン・プレーヤーのコメントにあるとおり、敵方に「効く」と思えるイベントがあるとついつい使ってしまいます。
あと、プロイセンのロシアの対応にあるとおり、このゲームはFDユニットを前進させて補給を繋げないといけないのですが、そのためにはSAポイントというのを蓄積してそれを消費しないといけません。攻城戦にもSAが要ります。ところが、これはリーダーを動かす代わりにカードの数字で蓄積できるので、イニシアチブ数値の高いリーダーばかりの国は1のカードくらいしかこれに使えずなかなかSAが溜まらないのに対し、イニシアチブ数値の低いリーダーばかりの国、具体的にはプロイセンは逆に3のカードがSA蓄積に使えるので、使えきれないほどのSAが溜まります。ルール上何の問題もないとは言え、これは少し変だなあと思います。リーダーのイニシアチブ数値はリーダーが部隊を行動させうる能力ですが、それが補給ポイントの蓄積の大小に直接影響するというのはどうでしょう。直接には関係ないと思うのですが。

オーストリア・プレーヤーのコメント1 [クラッシュ・オブ・モナーク]

以下はこのゲームのオーストリアを担当した方のコメントです。
仏露を担当した私のコメントだけではゲームに対する見方に偏りが出るといけませんので。

オーストリア軍の基本方針としては、
(1) 極力決戦は避ける。とくに大王との決戦は絶対に避ける。
 (あと1回でもCrushing Defeatを食らうとゲームが終わるので。)
[*紫龍注:これは、このシナリオの開始時でオーストリアのMW(モナーシャル・ウイル)がひどく低いためです。]
(2) 大王が北に行ったら事を起こす。
でした。(1)は当然として、(2)は考えてみるとあまりよくないですね。
ロシアと協調して、同じターンに南北同時に事を起こすようにしないと
いけなかったと思います。交互に殴っても、大王の機動力を以ってすれ
ば簡単に対応されてしまいます。

あと1年目の反省としては、大王が来たら直ちに逃げる方針だったので、
攻城砲を連れて行かなかったんですが、Withdrawは普通にできるので常
に連れて行くべきでした。

>> オーストリア対プロイセンも前年同様。プラハ-ドレスデン・ラインとシレジ
>> ア地方で両軍の主力がにらみ合い。

運に恵まれてライプチヒ(ザクセン)とナイセ(シレジア)を落とせた
んですが、グラーツを(たしかナイセも)奪回されてしまったので、一
進一退ですね。

>> オーストリアも秋に「ベルリン襲撃」を1回。
>> こちらは4戦力の軽歩兵部隊で襲撃し、襲撃後歩兵はKKボックスへ出し、
>> リーダーは単独移動で脱出。

北方戦域に軽兵を送り込む方法に苦慮していたので、ベルリン襲撃と一
緒にできたのはうまくいったと思います。Crushing Defeatのリスクを
考えると、基本的に4戦力以下でやるようにしないといけないと思いま
す。

>> 今回はオーストリア対プロイセンが意外に低調で、

いやー、確かに野戦を一回もできなかったのは心残りですが、かなり活
発に動いたと思いますよ。ただもっとロシアとの協調を重視して、
シュヴァイドニッツ~ゲルリッツラインからの攻勢を採るべきだったか
もしれません。

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「クラッシュ・オブ・モナーク」他 [クラッシュ・オブ・モナーク]

「クラッシュ・オブ・モナーク」続き
1760年夏第1ターン第3手番ロシアから。
ロシアの状況は前年と同様で、FDを再建しても、前に進めると防御できなくてダメ。FDよりは軍主力を大事にすることになる。クラッシュ負けを食らっては大変。「ロシアの兵站改善」まで後一歩だったのだが、結局その暇はなかった。秋に「ベルリン襲撃」を1回やり、その軍勢12戦力がほぼ無傷で帰ってきたのは幸運だった。ただし、レトログレード移動が敵のいる要塞を通過できるのかという怪しいところはあったが。
オーストリア対プロイセンも前年同様。プラハ-ドレスデン・ラインとシレジア地方で両軍の主力がにらみ合い。オーストリアも秋に「ベルリン襲撃」を1回。こちらは4戦力の軽歩兵部隊で襲撃し、襲撃後歩兵はKKボックスへ出し、リーダーは単独移動で脱出。結局ケニーヒスベルクまで来て食客となる。
英仏方面は活路を見いだしたいフランスが動きの悪い総司令官の軍を動かし、カッセル方面へ進撃するも、フェルディナントの軍に撃退されて後退。しかしこれ以上の敵の侵攻を阻止するのには成功した。
SN3G0097.jpg
1200時前に60年冬まで終わり終了。予想されていたとはいえアングロ・プロイセン同盟の勝利。しかし各プレーヤーそれぞれやることは十分やった感じ。ロシアは改善の余地がかなりありだが、FDが一つではしょせんできることに限りがある。
今回はオーストリア対プロイセンが意外に低調で、英仏が激しく戦闘していたが、仏がほとんど押しまくられた。この方面は仏が戦力で圧倒できるほどではないので、英側の3+-7-3+のリーダー、フェルディナントに勝てなくて、消耗戦を挑み続けるのがせいぜい。VP的には敗北。フランスは最初兵力を二分し、2-7-2でイニシアチブ2のリーダーで侵攻を開始したが、戦力を消耗した後は残りをほとんど総司令官に渡し、そっちを動かした方がよかっただろう。たとえイニシアチブ3でも露仏はカード数が多いのでシーズンに2、3回は動かせる。フランスは主力スタックの兵力で英に大きく勝っていないととてものことにやってられないので。

SPI「フリーダム・イン・ザ・ギャラクシー」
Ydが帰った後、Moに教えてもらい、プロビンス2という星系が4つある星域だけでやるシナリオをする。Moが帝国側で、私とOkでキャラと船を二つに分けてレベル側でやる。全7ターンで15点取るのがレベル側の勝利条件のところ、13点で負け。
しかしこれも十分堪能できた。旧SPIらしい機能的なマップと簡素ながらいろいろな情報の詰まった判定表。スター・ウォーズエピソード4の世界が十分に堪能できる好ゲーム。是非ほしいものだが、今ではアバロンヒル版でも入手困難か。
SN3G0098.jpg
写真は赤いユニットがレベル側で、黄色が帝国側。場面は、左下の星系の第3惑星で、帝国が戦力を集中してレベル側を追い詰めているところ。この星系の第2惑星はすでにレベル側の支配になっている。
その右の星系では第2惑星でレベル側が工作中。軌道上には隣の星系群から来たレベル側の増援部隊群が待機している。

コマンドマガジン付録「スモレンスク攻防戦」
Moが帰った後、二人だし時間もあまりないと言いつつ、駒切りから始めてルールを確認しつつ、Okがドイツ、私が初めてやるソ連を希望してやる。私にしてもまともにやるのは初めてのような状態。
ソ連としてはスモレンスクの北から東の地域で盛大に包囲攻撃を食らって駒を失いすぎたのが失敗だが、その他はおおむね順調かと思っていた。6ターンのドイツの移動の時点で6対4でドイツのリード。しかしイエリニャを奪回すれば4-3と逆転できるのでまだまだと思っていた。
しかし、結局7ターンに3対1での攻撃に失敗したこともあって、5点対6点で負け。ただOkがあれだけ考えて最後は慎重に動いて1点差とは際どい。ドイツ軍が最高でも8点、実際には6点がやっとなのが鍵だろう。イエリニャの3点は大きすぎる。最終ターンの両軍の移動は実にゲーム的なものになるが、そこは仕方ないのだろう。その前まででも十分楽しめる。
終わったのが午前2時過ぎ。少し予想より時間がかかったが、十分に楽しめた。
SN3G0099.jpg
SN3G0100.jpg
ソ連軍としては、ドイツは2ヘクス前進当たり前なので、どう戦線を引くかが問題。
1.南北方向に2ヘクス空きの戦線を作る。
2.2線にして2ヘクス前進を押さえる。
という二つの選択肢が考えられる。今回は途中から1を採った。
2の方がいいが、第一線があまり薄いとDEで駒が死ぬ。しかし今回は包囲で死ぬ方が遙かに多かったので、基本は2、余裕が無くてそれができなければ2ヘクス空きの戦線にするのか。しかし戦闘力どころか移動力もまちまちなソ連軍は難しい。せめてPGGのように移動力だけでも揃っていればいいのだが。
ドイツはスモレンスクの得点だけでは3点で、それでは相手を2点に抑えないと勝てないので無理か。南部の敵まで掃討しないといけなくなるから。結局、イエリニャを取って守りきれるかが焦点なのだろう。確保していさえすれば今回のように最後に包囲されても良いので。しかしそれでもなかなか簡単ではない。
他方、ドイツはスモレンスクから東には前進せず、ロスラウリとの南北の線を確保してその西を完全に掃討するという手もある。この場合3点対2点で勝てる。しかし守るべき地域が広くなるのでこれも難しいかもしれない。いずれにしろこの場合でもイエリニャへの進撃をブラフにしてソ連側を牽制しないといけないだろう

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クラッシュ・オブ・モナーク [クラッシュ・オブ・モナーク]

GWなので友人を呼んで1月以来の対人ゲーム。
GMTの「クラッシュ・オブ・モナーク」をやる。
これは一連の「カード・ドリブン」システムだが、7年戦争がテーマで、他のものよりも詳細なゲームだ。
それだけにこのテーマに興味がある人にはたまらないだろう。

1759年からのシナリオ。1760年まではやることとして9時過ぎから始める。
プロイセンとオーストリアはにらみ合い。ロシアがトルンからポズナニまで進み、「ポーランド穀物禁輸」を成功させるが、次への侵攻の前にFDを襲撃されたりして足止めを食らう。
フランスは北からミュンスターを狙って進撃するが、フェルディナントの軍勢に逆襲されてヴェーゼル、デュッセルドルフと逆襲されて押し戻される。
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SN3G0094.jpgSN3G0095.jpg

その後、オーストリアはシレジアのグラーツを取るが、フリードリッヒの軍勢が来たので、守備隊を残して撤退。この地方はこんなことが繰り返される。
ロシアは部隊を北に転じてコルベルクをどうにか奪取し、冬営の場所を得た。しかし引き替えにFDを飛ばされる。
SN3G0096.jpg


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