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CMJ#97「コルスンの戦い」その7-終戦 [コルスンの戦い]

○12ターン目。ドイツ軍ターン
*そろそろこのゲームも終わるので、忘れずに言っておくことがあります。それは付録ゲームの悲しさで、必要なコンポーネントが足りないことです。
まず『攻撃済みマーカー』は5つでは全然足りません。私はGMT『クツーゾフ』の焦土マーカー使いました。少し大きいのですが、半透明赤色なのがちょうどいいです。
それに、損害を示す数字マーカーが足りません。ユニット数が増えてくると特に1(裏が2)のものが足りなくなります。
これらはそのうちコマンドマガジンのユニット数が少ないゲームの号の時に追加分がつくといいのですが。
●方針
 チャンス到来か。思わず知らず損害差が17になった。あと3でVPが2になって勝てる。これは包囲しているものを確実につぶせばよい程度の数。それをポケットとの連絡をつけつつ実現する。東部はうまく下がる。西から補給線がつながるのが確実なので、こちらで頑張る必要はない。
●アクション
 敵の多数のステップとユニットを除去したものの、コルスンの包囲は解けず、下手な攻撃で2つの戦車部隊スタックも包囲された形に残った。損害ポイントで大きくリードしても、まだ安心できない。最後には必ずポケット解放しないと。
ソ連の損害はついに200に達した。ドイツは178。補給切れで5ステップ失ったのは痛い。しかしこれで一応ドイツのVPは2で、勝利条件は満たしている。

―南東部
DSCF0029.JPG
 ドイツ軍戦線は大きく後退。しかし1ユニット包囲されている。

―コルスン付近
DSCF0030.JPG
 かなり連絡路は太くなったものの、まだ完全には包囲を解除できていない。

○最終13ターン
天候は雪。さてこれで大きな動きができるが。
●ソ連軍の方針
 最終ターンに先行というのはこのゲームでは苦しい。しかも負けているとあっては。まだコルスン・ポケット内の敵ステップは多いので、その包囲を維持しなければならないが、ここではたと気が付いた。ドイツ軍の補給源ヘクスはマップ南端の東西にある。東側はすでにソ連軍戦線の後方にあるのだが、ここは全て塞いでおかないといけないのか。ソ連側の戦線に穴がなければ問題ないのだが、もし1か所でも穴が開けば、ここにつながり、ゲーム終了時に消えるものも消えなくなってしまう。そための大量の歩兵ユニットであったのかと今さらながら思う。
●アクション
 南東部では、雪になって移動力がフルに使えるのを幸い、上記のドイツ軍補給源を塞ぎにかかろうとするが、時すでに遅く、最も東の3ヘクスほどが塞ぎきれない。歩兵の移動力4は少なすぎる。気づくのが遅すぎた。この上は包囲網を二重にして、絶対東へは連絡線が通らないようにしなければ。
 しかしコルスン陥落せず!前ターンに獲得した2ヘクスに加えて、さらにコルスンを攻撃できる2ヘクスを獲得しようとしたが、これはドイツ軍部隊の頑張りで失敗。しかし2スタックの攻撃には防御射撃が失敗して25戦力。村なので左1シフトして20戦力のコラムになったがそれでも大火力。しかしサイの目4で結果は3ステップ。歩兵連隊1つが消えたが、残る連隊の最後の1ステップがコルスンを死守した。しかしこれは最終ターンなのであまり関係ない。どの道包囲網が解けなければ中のものはすべて全滅扱いになる。
 あとはとにかくポケットの包囲を補強。東では二線を張り、西では敵戦車部隊に先制攻撃をかけて損害を出させるとともに、大きな包囲を食らわないよう、コルスンの南に食い込んでいる戦線を補強する。これは包囲の締め上げと二律背反なので、奥には徒歩部隊を残し、戦車部隊を二線目に下げるなどする。
 敵戦線後方に取り残された歩兵師団が補給切れで2ステップロス。そのため損害はソ連204にドイツ184とちょうど20のビハインドになった。コルスンの包囲が解かれれば、負けは確実か。

-焦点のポケットとその周辺
DSCF0033.JPG

-全景
DSCF0032.JPG

○ドイツ軍ターン
●方針
 まず、ポケット南部の東側で包囲の解除を試みる。それに成功すれば西ではコルスン南方の敵を包囲して、得点を稼ぐことを試みる。当然東で解放に失敗したら、西では全力を挙げて解放に努める。その他では、防御射撃で無駄な損害を出さないよう、いらない攻撃はしない。南端で包囲されている1個連隊は最後にし、勝利に必要ないなら助けない。
●最後のアクション
 まずポケットの南東で重戦車を中心に攻撃。縦に並んだ3ヘクスを南から順に攻撃。西の方の戦車部隊の転用も含めて、戦車2+歩兵1のスタックを多用しての強力な攻撃で、3か所とも攻撃に成功し、ついにコルスンへの道を解放した。こうなるともう敵を潰す必要はなし。包囲すれば全滅にカウントされる。
 ためにコルスン南西では、敵4個スタックの包囲を目指して攻撃をかけたが、ソ連軍も頑張って達せず。成果は移動だけで包囲できた2個スタックのみ。しかし攻撃箇所に踏みとどまるためには退却せずに損害を受けないといけないので、これでもソ連軍のロスは増える。
この一連の攻撃でソ連軍はさらに9ステップと3個ユニットを損失。

-ドイツ軍のアクション終了時
DSCF0035.JPG

 この時点で損害はソ連213にドイツ186。それだけでドイツが27のリード。ここからさらに補給線のつながらないものの分が追加される。本来ならここでドイツ軍ユニットの補給切れをチェックし、そののちに最終的に両軍の補給線を見るのだろうが、現時点で補給切れドイツ軍2ユニットは、生き残ろうが消えようが周辺のソ連軍の補給線に影響はない。よってこの時点で最終補給確認をする。
 すると損害ポイントはソ連220にドイツ188。よって32の差でドイツのVP3。ドイツの戦術的勝利。

 -補給切れユニットを取り除いた状況。
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突出部の一番北がコルスン。ドイツ軍に7個の重戦車が見えるが、あと2つはスタックの下にいるので、9個全部が健在。内訳は6号1型戦車の部隊が3個に、5号戦車の部隊が6個。

-全景
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 *1ゲーム終わっての感想
 トータルでずいぶん時間がかかったものの、最終ターンまで一通り終わり。なかなか楽しめたが、最後はドイツの快勝で終わっているので、ソ連側にもっと工夫が必要なのだろう。上でも書いたが、包囲の締め付けと戦線の安定は相反する。ポケットの南に入った部隊は、どうしても攻撃されやすい。特に袋の口を締める部隊はそれだけ敵中に食い込むので、攻撃目標になる。なかなか難しい。
 要は、コルスンへの攻撃と包囲網の部隊配分だろう。たとえば西からくる唯一の重戦車ユニットは今回敵主力に立ち向かう方に行ったが、あまり活躍できなかった。コルスンへの攻撃に行った方がよかったのかもしれない。
 ソ連軍はユニットが多いのはいいのだが、それは敵のエサも多いということ。無駄な損害を出さないような行動を考える必要がありそうだ。

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