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「It Never Snows」北部シナリオ-補足「グレープナ部隊発見!!」 [新ゲーム]

お恥ずかしい話です。
実はこのゲームをプレーするにあたり、史実で最初にアルンヘム橋を南から攻撃したSSの車両部隊がないなあと思っていたのですが、ありました!
なんと2ターンの増援にありましたよ。しかもマップAのど真ん中に突然登場するという不思議ちゃん!
ユニットにちゃんとGrabnerと書いてありますが、これで「グレープナ」と発音するんですね。人の名前は難しい。
登場ヘクスがA34.07と書いてあったのでてっきりエリアAからの増援でこのシナリオには関係ないと思ったのですが、Aというのは英30軍団の登場エリアじゃないですか。全く迂闊でした。ソロプレーの時はこういうことがあって困ります。二人いればどちらか、特にドイツ軍プレーヤーが気付くのに。
(本当はこんな具合に登場するはず)
9REC-9SSPzDs.jpg
で、なんで増援なのに突然マップの真ん中に現れるかというと、この部隊、前夜、つまり1ターンに目にマップ北から登場して、アルンヘムのフロスト大隊に気が付かなくてそのまま素通りして、翌日アルンヘムに引き返してるんですね。小説「遠すぎた橋」で確認しました。これがこのゲームで普通に1ターンにエリアHから登場じゃ、そんな動きするはずないので、いわゆる「陰謀ルール」というやつですね。

実は他のマーケット・ガーデン作戦のゲームでは、今日見直したらホビー・ジャパンのゲームでもそういうのがありました。このゲームでは第9SS装甲師団の第9偵察大隊は1ターンにアルンヘムの北から増援としてて登場するものの、敵ユニットに隣接しなければそのまま道路上を移動してナイメーヘンの方へ移動することとなってます。このゲームを初めてプレーした時は史実を知らなかったので、「変なルール」と思ったものですが、史実を再現しているわけでした。
つまり史実のように第9SS第9偵察大隊に二日目の朝に橋の南から攻撃させるためには、こういう陰謀ルールが必要なわけです。※
「事実は小説よりも奇なり」
戦争って時に不思議なことが起こりますよね。映画ではフロスト大隊がアルンヘムの街に入った後、すぐ夜になって橋を攻撃しているのですが、実は陽が暮れてから少し時間があって、その間にグレープナ大隊が通過していたのでしょう。車両40台もの部隊の通過が分からないはずないので、フロスト大隊はあえて敵をやり過ごしたのでしょうが、そういうシーンは映画にはありませんでした。なので、翌朝突然、橋の南からSS部隊が攻撃してくるように見えるわけです。英軍降下兵も30軍団の車両が来たと誤解するわけですが、まさか前夜通過した敵が戻ってくるとは思わなかったのでしょう。
またこのゲームには「1ヘクス橋」という地形があり、アルンヘム道路橋のような大きな橋がこれなわけですが、そこには1ユニットしか入れず、しかも攻撃されると戦闘比が右に1シフトというのは、まさにこのグレープナ大隊の攻撃を表現するためのようです。いろいろと芸が細かいです。

で、問題は今継続中のソロプレー。2ターンに登場する貴重なドイツ軍の3ユニットがないわけですが、次のターンに今さらのように「A34.07の2ヘクス以内」に出すことにします。今までどこかで道に迷っていたことにしましょう。

※この点、今度のコマンド・マガジンの付録のゲームはこのような陰謀ルールはなく、グレープナ大隊は普通にアルンヘムの北に初期配置されます。しかしこのゲームの恐ろしいのは空挺降下ヘクスが決められていないことと敵が見えないこと(空挺降下したヘクスは分かるのですが)。第1ターンにはこの部隊は史実のように見えない敵を求めて彷徨うかもしれません。アルンヘム道路橋の北のヘクスにいきなり空挺部隊が降下すれば別ですが、ステップロスするので連合軍プレーヤーがそれはやるかどうか。それに、史実のようにドイツ軍が無謀な攻撃を仕掛けることもないでしょう。
また、VG「ヘルズ・ハイウェイ」では第9SS装甲師団の偵察大隊は初期配置からナイメーヘンのすぐ北側にいるので、変なルールはありません。最初の移動を終えた後ということらしいです。本当はこのゲームの第2ターンにこの位置に移動しているはずなのですが。

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