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ノー・リトリート:ソ連が3ターンで負けないためには [ノー・リトリート]

ちょっとプレーをせずに考えてみた。
どう考えても3ターンの頭でドイツのサドン・デス勝ちが簡単にできるのはおかしい。
これは、圧倒的不利な側が良くある間違いをしているからではないか。
つまり、薄くても戦線を張って相手を止めようとする事。このゲームのように攻撃に移動力を使わない普通の陸戦ゲームでは、相手に戦闘後前進をさせる「加速装置」となるような戦線はかえって利敵行為である。ドイツの移動力ちょうどで届く戦線など最悪。
よってソ連軍の1-2ターンの方針としては、可能な限り下がり、2ターンでドイツに8VPを取られないように都市を防御する事。その前は捨てる。そのために戦線に穴が開いても良いから、鉄道移動ボックスへの移動は必ず行う事。強行軍はないので、これが移動には一番早い。相手も鉄道移動はできるが、数は1個ずつと同じなので、いい。前より後で数の優位を作らせない事。都市は装甲効果はきかないので、7-6対4-3の1駒同士の勝負なら、1-1の戦闘比になる。ブリッツを使われると1.5-1になるがそれでも2/3の確率で守れる。
とにかくこうして3ターン頭での負けを凌ぐ事だろう。
前でがんばる駒が減れば、包囲殲滅でVPを与える事も防げる。

具体的に可能かどうかは次のプレーで検証してみるが、これが唯一のソ連側の策だと思う。とりあえず絶対に守るべきは、レニングラード-カリーニン-モスクワ-ツーラ-ボロネジ-スターリノの線+セバストポリ。しかしこれではそれ以西の都市を取られるとちょうどドイツの8点になる。*良くできている。
したがってどこか+1カ所を守らないといけない。ドイツ軍の進撃路にもよるが、上記絶対防衛ラインに近いのはスモレンスクとハリコフ。どちらかをゲームの推移によって選択する事になるだろう。例えばドイツが中央重視で来るなら、南部のハリコフかドニエプルペトフスクは守れるかもしれない。その場合スモレンスクは捨てて、これらの都市にユニットを配置するか、ドイツ軍の接近を妨害するような配置をする。しかしスモレンスクを捨てると、ドイツはカードイベントを使えば2ターンの移動でモスクワに来られる。それは注意しないと。
ドイツの主力が来ないだろうオデッサだが、ルーマニア軍だけでも陥ちる時は陥ちる。これは運次第。

最初のターンのドイツの攻撃箇所は4カ所決まっているので、最高でもリガ、ミンスク、キエフの西隣、オデッサの北西隣までしか来られない。しかもこれらのうちオデッサ以外は4つの装甲部隊。よって次のターンに通常移動だけで隣接できるのはスモレンスク、ハリコフ、ドニエプルペトフスクだけだが、数に限りがある。*レニングラードは地形のせいで1回の移動では届かない。
よってソ連は1ターンの増援・配置と移動と鉄道移動でこれらの都市又はその接近路に駒を配置して、後はどうなるかというところか。増援で都市に、その前方には鉄道移動で配置できる。大事なのは3つ全てを守る必要はないという事だ。結局、1ターンのソ連軍は下手な戦線を張らない事が大事。2ターンのドイツに戦闘後前進で上記3都市に入られるようなのは最悪。

むしろ問題は1ターンのドイツ軍の攻撃で除去されなかった駒が、2ターンに包囲されることか。ここで2駒ほど包囲されたらとたんに負けの可能性が高くなる。しかし悪くても1つは鉄道移動で逃がせるはず。3つ以上生き残る事があるだろうか。
しかしやはり苦しい。実質、ソ連が3ターンでの負けを回避するのにできる事は1ターンの手番しかない。2ターンの移動は取られた都市の奪還か、包囲された味方に補給をつける事くらい。しかしこれはヘタをすると、3ターンで負けなくとも直後のドイツの手番で全体が崩壊する。そこで上記絶対防衛ラインが破られるとゲームは終わりか。そこはまた次の考察だが。


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